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Yama

Author:Yama
25歳。
1年くらいいろんな国を回ります。
西回りでアジア~中東~アフリカ~南米あたりを。

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  1. フジヌマ

    フジヌマ

    2014-11-21 (Fri) 03:03

    長文お疲れさまでした。一連の記事で最も興味深く読ませて貰い、また色々感じる事が多かったです(^-^ゞ
  2. Yama

    Yama

    2014-12-17 (Wed) 12:02

    ありがとうございます。
    弓場農場では、本当にたくさんのことを経験し、また考えさせられました。
    来月に日本に帰りますので、お時間ありましたら、ぜひお話する機会を頂ければと思います。

    > 長文お疲れさまでした。一連の記事で最も興味深く読ませて貰い、また色々感じる事が多かったです(^-^ゞ

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弓場農場での日々

IMG_3817.jpg



2014/10/14~2014/11/18


弓場農場での生活が始まってから、早1ヶ月が過ぎました。


ここで生活してると、1ヶ月なんて本当にあっという間に過ぎてしまうのです。


まるで精神と時の部屋にいるかのよう。


色々書きたいことは山積みなんですが、


まずは、少し弓場農場のことを話しておくことにします。


ここは、約80年前に弓場勇という方が、家族でブラジルに移住してきて、
弓場勇に共感した仲間達と作った日本人のコミュニティで、


原始林を切り開き、農場や家を作り、自給自足生活を送りながら、
共同体の中でお金のやりとりのない生活をし、"文化を創造する"ことを目指し、作り上げました。


そして今でも継続して、当時目指した形の生活を送っている場所なのです。
(ざっくりですみません。詳しくは弓場農場のHPがありますし、
調べればいくらでも出てますので、詳しくはそちらで。)


現在、創設当時の人は亡くなってしまいましたので、
ほとんどの住人は、開拓当時の方と血縁関係がある方達です。


創設者達の子供や、孫、ひ孫達がほとんどでしょうか。
旅行者や、この思想に共感し、外部から移住してきた方もいます。


彼らは、それぞれが家族を形成していて、その家族ごとに敷地内に家がありますが、
ご飯を食べるときは、食堂で一緒に食べますし、


お風呂も共同、トイレも共同、農場、車、など、道具、設備は、ほぼすべて共有物になります。


そして、お金も共有物です。


※先ほど、"お金のやりとりのない生活をする"ことを目指すと記載しましたが、
農機の維持費や、農場で作られるもの以外の食材や、光熱費、子供たちの学費、
あとは、ビールとかのちょっとした趣向品は、やはりお金が必要になりますので、
お金を稼がないわけではありません。


ただ、基本的には個々の家族で所有するお金が無いようです。
必要であれば、弓場農場全体で管理しているお金から必要な分をもらう。
ということになっているそうです。


ほぼ全てが共有物であり、弓場全体が一つの大きな家族であり、
子供もみんなで育て、
食事を作る人は、女性陣で交代で当番し、全員分作り、
男たちは、農作業や酪農に従事し、作物や家畜を育てます。



弓場農場の生活における軸は、"農業"、"芸術"、"宗教"の3点に絞られています。


まずは、ざっくり"農業"について。

IMG_3817.jpg


IMG_3818.jpg


IMG_3819.jpg



ここでは、グァバや、マンゴー、ザボン、デコポンなどのフルーツや、
かぼちゃ、オクラ、マンジョッカ(芋類)などの野菜類、また米などを育てています。


弓場農場で食べる食材用の畑もあり、そちらではもっと多くの種類の野菜を育てています。
また、シイタケの栽培もしています。


現在は少し離れた町のスーパーへ出荷し、それが弓場の大きな収入源ともなっています。
出荷先は、ほとんどが飛び込みで開拓したそうです。


次に"芸術"について


IMG_3749.jpg



弓場農場では芸術にとても重きを置いているように感じます。


農場が赤字で厳しかった時代にも、借金をしてでも、
クリスマスに行われる定期公演を続けてきた程に。


バレエ、演劇、合唱、オーケストラが主な活動でしょうか。


農作業や家事が終わって夕飯を食べた後に、合同練習をしています。
舞台や、バレエの稽古場もすべて手作り、また、バイオリンなどの楽器も手作りのモノもあります。


ピアノの音色はいつでも聞こえてきますし、
合唱の練習を拝見しても、とても素晴らしいです。


また、バレエ公演が定期的にあり、一度拝見させていただきました。


芸術にあまり関心のなかった素人の私は、涙がにじむほど感激しましたし、
弓場の開拓当時を演じた"輝かしき開拓者"は、素直に、とても素晴らしい作品だと思いました。


そのほか、Risingや、ソーラン節、over the rainbowなど、
全ての作品が感動しました。


一緒に生活しているので、いつも生活感のある姿を見ていませんが、
違った一面を見ることが、とても新鮮で楽しいのです。


文化を創造する上で、1番重要なファクターは、この"芸術"なのかもしれません。
皆さんの踊っている姿は、とても楽しそう。



そして、"宗教"


これはとても難しいです。


伺った話では、たとえば、私たちが、野菜を作るとき、
畑を耕し、種を撒き、肥料を与えることで、芽吹くのを待ちます。


この行為のみが人間に出来る行為であり、芽吹くかどうかは、
天候や、土など、自然に左右されます。


その自然は、地球によって左右され、
で、その地球は神によって創造され、


と考えていくと、私たち人間が他に出来ることは、やるだけやって、
芽吹くのを祈ることしかないのだと。
芽吹くのを信じることなのだと。


信じることが宗教なのだと。


そう考えれば、たとえ野菜がうまく育たなくても、
誰かのせいにしたり、いがみ合ったりすることが無いのだと。


超常的な存在を信じている感じではないと思うんですが、、、
こればっかりは、本当に難しいので、あんまり書けないです。


でも、なんとなくですが、これが、弓場農場のコミュニティが80年続いて、
今も多くの人々が、ここで根付いて暮らしている重要な理由なのかなと思いました。


ざっくりいうと、こういった説明になるでしょうか。。。
※すみません、本当にざっくりすぎて、弓場農場に失礼かもしれませんが、詳細はきちんと、
弓場農場さんのHPなどや、本や、現地で見てください。


その中で、旅行者として、
農業、建築、酪農のお手伝いをさせてもらいながら、寝床を貸していただき、
3食の食事を出していただきながら、一緒に生活をさせてもらっています。





そして、ここからは、1ヶ月の生活を経て、自分が感じたことなんかを、
書こうかな、と思ってます。


まず、1日の流れから、朝6時から朝食。
そして、7時から農作業へ。
基本的に旅行者は男女とも、月、水、金、土曜日は、オクラの収穫です。


その他の曜日は、人によって異なりますが、かぼちゃの収穫や、
人手が足りない作業へお手伝いに行きます。


オクラが収穫された後は、出荷用のオクラのパッキング作業。


そして、11時にお昼ご飯です。
ご飯を食べる際には、必ず黙祷をします。


そして、ビュッフェ形式でお皿に好きなものを取ります。
昼、夜のご飯は、その週の当番の方がメニューを決め、作ります。


新鮮な野菜、肉、を使った日本料理を中心にバラエティも豊かです。
いつも本当に美味しい。


午後は、大体13時くらいから。早い時は12時半とか、12時からの日もありました。


午後は、女性はオクラのパッキング作業か、料理などのお手伝いがメイン。
男性は主に畑の草刈作業だったり、さまざまですが、


私は豚小屋で古い豚小屋の解体、修理、木の伐採、
伐採した木からの材木の加工などの建築関係を中心にお手伝いさせていただきました。


豚の世話も少ししてました。


あとは、大量の肥料を運んだり、出荷日の前日には、夕方に出荷用の商品を
トラックに積む作業、しいたけ作りに使うマンゴーの木の伐採、


果物の木の接木、苗づくり、摘果、また、トラクターの運転など、
様々なお手伝いを経験させてもらっています。


長期滞在していると、色々と経験させて頂ける機会があるので、
とても有意義です。


夜は、18時15分から夕飯。


その後、共同の浴場に入って、洗濯して、自由時間になりますが、
曜日によって、バレエのストレッチや、合唱の練習に参加することが出来ます。


また、食堂でお酒を飲むこともありますし、
図書館があるので、図書館で読書したりもします。


インターネットも繋がりますが、あまり使わない生活を心がけてました。
ここの方達が必要な時の為にあるものですから。


ざっくりと、1日の流れはこんな感じでしょうか。
日曜日はお休みです。


1週間目は、どういう心持ちで過ごせばよいのかわからず、
とまどいながら仕事に従事していた感じで、
少しずつ周りの人たちと話せるようになってきたという感じでした。



ただ、日本にいた時の生活と比較すると、楽だなぁーという印象でした。
会社で働いていれば、仕事中も常に時間に追われている感じです。



ここでは、時間に追われている感じはしないのです。
これは農業の特徴なのかもしれませんが、それだけではないように思えます。



それぞれに仕事を分散しているので、料理など家事に時間を取られなくても済む。


必ず夕飯までに仕事を終わらせるということは、
畑の広さもそれが出来る広さに収めている。


労働時間を増やさないと間に合わない広さの畑には、しないようにコントロールしている。
ということなのかなと思います。


コントロールしているというか、無理な広さにしない。みたいな感じな気がします。
お金で買える贅沢を求めていないから、これ以上の広さは必要ない。みたいな感じなのかな。


そして、仕事だけでなく、それ以上に文化を大切にしている。
なので、芸術にかける時間を絶対に減らさない。


だからこそ、必ず夕飯前には仕事を終わらせるんだと思います。



この芸術と農業へ集中的に力を注いで生きていることが、特徴的だと思います、。
人生における選択と集中なのかなぁと。



だって日本にいたら、仕事して、そのあと、友達や同僚と飲み会したり、
カラオケ行ったり、ボーリング行ったり、休みには登山したり、キャンプしたり、
習い事やジムに通ったり、おしゃれなカフェを探しに行ったり、



長期休暇には海外旅行行ったりするし、



まぁ、色んな好きなことにお金を使って、また稼いで、みたいなサイクルをするけど、
ここは、それらは基本的には捨ててるんかな。
この周辺では出来ないし、お金を使うことは大体出来ないので。



それらの存在を知らないわけではありません。テレビで日本のNHKは見れるし、
新聞もあるし、今ではインターネットもあり、望めば情報は手に入ります。



生まれたときから弓場農場の思想に沿って生きてきた方たちにとっては、
それが自然なのかもしれないけど、
インターネットが入ってきた現在、
弓場農場で生まれた若者達が外部に出る傾向も強くなってきたそうです。



実際、何人もの若者が日本や、ブラジルのサンパウロに行って、それぞれのやりたいことをやっています。
弓場の大人達と話をしていると、外に出る若者達に対して色々な意見を聞くことが出来ますが、



やはり、若者が離れていけば、弓場農場の存続は難しくなりますから、
いずれ戻ってきてほしいという声が強い印象でした。
戻って、ここを存続していくことが重要なことなのだと。



私個人的には、外に出る若者達の気持ちの方がわかる気がします。
生まれたときから、ここの文化に縛られて生きているような、
ここが重荷にならないのかなと思ったりもします。


決して無理に引き留めたり、連れ戻したりはしないそうですが。
もちろん若者も皆さんここが好きなんだとは思うけど。
ふるさとですし、大勢の家族がいますから。


それに外部の世界を知りたい、自分の好きなことが他にもあるんじゃないか、
と思い立って、外に出たいと思う気持ちだってあるでしょう。


自分の人生ですものね。


私が旅に出るときや、会社を辞める時に感じたのと似たような感じなのかな。
みんなと違った道を進むことへの周囲の反対とか。



実際、弓場農場の人数は年々少なくなっています。
5,6年前のNHKの特集でも放映されていましたが、


現在住んでいる方達のほとんどは血縁関係があるので、
住人同士での結婚が難しくなってきたということも要因の一つだと思いますし。



また、女性が外国人と結婚しようとした場合、外国人が弓場の生活に馴染めるか、
また、弓場農場の方が、外部の文化を受け入れるかどうか、という点も問題の一つかなと思います。



ここでは基本的に日本語を話さないといけないし、日本人としての誇りを持って文化を創造しているので、
外国人がそれを理解し、溶け込むのは厳しいでしょう。



その問題は、弓場の女性達には、悩みの一つなのかもしれません。


これから先、どうやってコミュニティを存続させていくのか、問題は深いように思えます。



逆に、80年間続いてきた要因は、芸術と、宗教によるものが強いのかなと思います。
農業だけを中心に生活をしていれば、ここまで大人数での家族生活は続いて行かないのかなぁって。



みんなで稽古したり、舞台をしたりすることで、
絆や本音が言い合える関係性が築いていけるのかなぁと思ったりしました。


弓場農場の方々は、いつも本音で話し合ってるような感じがします。
直球で言いたいことを言ってくるような感じかな、嫌な感じは全然しないのですが。



宗教については、ちょっと難しいですが、苦しみはみんなで分かち合う、誰かのせいにしたりしない、
喜びもみんなで分かち合うことを、ずっと続けてきたことは、宗教が要因になってるのかなと思います。



この農業、芸術、宗教のいずれかも欠けてはいけないのだろうけど、
この3つに新たなものを加えても、バランスが崩れてしまいそうです。


絶妙なバランスで成り立ってるんだろうな。



実際のところ合ってないとこもいっぱいあると思いますけど、
弓場の方達と話したり、ここで生活していると、そう感じました。



あとは、少し自分についても。


きっと、もっと生活において、取捨選択をすべきなのだと思いました。
旅をしていると、それは実感していて、実際持ち物なんか相当減らして、
なんとなく感覚が研ぎ澄まされてきた気がしますし。


日本に帰った時に、私たちはお金を使って生きていかないといけないので、
取捨選択をして、生活を研いでいくのは重要でしょう。


求めるものは、本当に必要なのか、自分で作れるんじゃないか、
共有できるんじゃないか、貸してもらえるんじゃないか、とか。


また、弓場勇が3つのことに選択と集中をして、理想像を実現させたように、
自分の理想の生活や人生を実現させるために、一度取捨選択をして、


それに集中的に取り組んでいこうかなと思います。
もう25歳ですしねー。いろいろ経験もできました。



他のことは、切り捨てることも重要だと。



弓場での生活でやりたいことも決まってきたし、新しく何かを始めることに
意慾が湧いてきたし、今までの日本の生活とは違う形になるだろうけども、
一歩踏み出す勇気も出てきました。




一方、弓場農場の生活について、ほんの僅かだけ理解が出来たのかもしれないけど、
共感は出来ないことも多いです。
今まで経験したことがない、未知の環境でしたから。



だからこそかな、ここでの生活がたまに息苦しく感じることもあります。
のんびりスローライフを送って、旅が一時中断しているように見えるかもしれませんが、
そんな感じではないんですよね・・・



日々、異文化や、私にとっての非常識を勉強させてもらっているというような感じです。
ここにいると、時間があって日々新しいことが入ってくるだけに、
暇さえあれば何かを考えてしまうので、けっこう頭は忙しいです。。。



ゆーっくり何にも考えずに過ごせればいいんですけどね、
それはたぶん、自分がここに慣れた後かなぁ。
たぶんあと3週間以内には厳しいかな、慣れたとしても、たぶんその時は出ます。



でも、自分とは全く違った価値観の方達と、
共に過ごすことは、本当に幸せな経験をさせてもらっていると感じます。



全然まとまってないし、他にも書きたいことが山ほどありますが、
まぁ、いつもそんな感じの文章なので、こんなんで。


こんなんだけど、売れない本とか書いてみたいなぁとか思ってたり。


あと3週間弓場での生活を楽しみます。


ブログはあと3週間後にまた。


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Comment

  1. フジヌマ

    フジヌマ

    2014-11-21 (Fri) 03:03

    長文お疲れさまでした。一連の記事で最も興味深く読ませて貰い、また色々感じる事が多かったです(^-^ゞ
  2. Yama

    Yama

    2014-12-17 (Wed) 12:02

    ありがとうございます。
    弓場農場では、本当にたくさんのことを経験し、また考えさせられました。
    来月に日本に帰りますので、お時間ありましたら、ぜひお話する機会を頂ければと思います。

    > 長文お疲れさまでした。一連の記事で最も興味深く読ませて貰い、また色々感じる事が多かったです(^-^ゞ

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